この記事を見ているみなさん、そろそろブロックチェーンゲーム、NFTゲーム、GameFiという言葉が日本でも浸透してきているころだと思います。
実際ゲームで稼げるPlay to Earn(P2E)を実現するには、様々な経済効果を見込めないといけません。海外(日本意外)では、すでにThe Sandbox(ザ・サンドボックス)などをはじめとしたブロックチェーンゲームが動き始めています。また、そのブロックチェーンゲームに出資する日本企業も続々と現れてきています。
GameFi事業参入企業(参入予定企業)一覧
参入企業まとめ
スクウェア・エニックス(スクエニ)
スクウェア・エニックスとは、ファイナル・ファンタジー(通称:FF)やドラゴンクエスト(通称:ドラクエ)などの有名なゲームを手がけてきたことで知られています。
株式会社CA GameFi
CA GameFiとは、サイバーエージェント(CyberAgent:CA)の子会社
サイバーエージェント・グループには元々ゲーム事業を手がける Cygames(シャドーバースやウマ娘で有名)などがあるためかなり期待できる。ゲーム×アニメで爆発的なヒットを産んだ企画力やAbemaなどのメディアを活用した宣伝力、これまでのゲーム開発・運用ノウハウを強みとしている。
参入する可能性が高い企業
HoYoverse
「原神」や「崩壊3rd」などの人気ゲームを手掛けるmiHoYoの子会社COGNOSPHEREが、新ブランド「HoYoverse」を正式発表しました。ゲーム、アニメーション、その他の複数のエンターテイメントジャンルが融合し、プレイヤーに高い自由度と没入感を提供する壮大なコンテンツ主導型仮想世界を創造することを使命としていることを説明しました。今後、GameFiの参入も考えられます。
バンダイナムコ
バンダイナムコエンターテインメントはスタートアップ投資ファンド「Bandai Namco Entertainment 021 Fund」を立ち上げたことを発表。国内外のブロックチェーン企業、Web3.0(分散型ウェブ)やメタバース(仮想空間)に関連した事業を行うスタートアップ企業らに投資規模30億円を出資する。ファンドを設立して、IP(知的財産)メタバースの構築および新たなエンターテインメントの創出を実現する。また、自社でも新たに「ガンダムメタバース」の開発に着手。
GameFi事業に関わる有名企業一覧
NFTゲーム:XANA(ザナ)との連携
XANAとは
NOBORDER.zが開発する、NFTをベースとしたメタバースのプラットフォーム、およびブロックチェーンによるインフラストラクチャー。ユーザーや企業、IPがメタバースの上で様々な活動を自由に行えるよう様々なプロダクトやサービス、テクノロジーを提供している。東京オリンピック、パラリンピックを盛り上げることを目的としたKotoハートフルミュージアム、イタリアのミラノファッションウィーク、ULTRAMANや鉄腕アトム×地方自治体など、さまざまなコラボレーションを発表する現在世界で最も注目を集めるメタバースプラットフォーム。
XANA:公式サイト
手塚プロダクション
1968年、手塚治虫が自ら漫画制作、アニメーション制作会社として設立。「鉄腕アトム」「火の鳥」「ブラック•ジャック」など世界の漫画史、アニメ史に残る名作を数多く創出している。現在は、手塚作品の著作権管理とアニメーション制作のほか、兵庫県宝塚市にある手塚治虫記念館の運営なども手がけている。
手塚プロダクション:ホームページ
株式会社J&J
株式会社JTBと株式会社ジェーシービー(JCB)が共同出資し設立した合弁の事業開発会社。両社の経営資源を生かした企画開発及び推進等、先鋭的な事業開発に取り組んでいる。
株式会社J&J:ホームページ
NFTゲーム:The Sandbox(サンドボックス)に参入
ザ・サンドボックスとは
The Sandbox(ザ・サンドボックス)について解説していきます。
『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』とはイーサリアムのブロックチェーン技術を基盤としたゲームプラットフォームです。
ユーザーはMetaverse(メタバース)と呼ばれる仮想空間上にLAND(土地)を購入orレンタルをすることで、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。マインクラフト×経済のようなゲームなので想像しやすいと思います。
さらにユーザーは所有するLANDやアイテム、キャラクターをEthereumブロックチェーンによる代替不可トークン(NFT:Non-Fungible Token)としてプラットフォーム上に自由に売買することが可能です。
スクウェア・エニックス
スクウェア・エニックスは「The Sandbox」に対して「Dungeon Siege LAND」を提供します。発表によれば、プレイヤーは同作の「インタラクティブなRPG」を体験できるとのこと。また「The Sandbox」の制作ツール「VoxEdit」と「Game Maker」で、「ダンジョン・シージ」のボクセル化されたキャラクターやアイテムが使用できるようになります。
エイベックス・テクノロジーズ(ATS)
ATSは、これに先駆け「The Sandbox」内で2022年3月3日(木)に実施される「Metavex District LANDセール」に参加します。「Metavex District LANDセール」では、ピコ太郎、浜崎あゆみ(ayupan)、AmPm、大沢伸一(MONDO GROSSO)の4組のエイベックスアーティストの関連NFTアイテム計6点と、「エイベックスランド(仮称)」内で開催される初回イベントに参加できる「エイベックス パス」、「The Sandbox」内のLAND(土地)をセットにした「プレミアムLAND」が110組限定で販売。
エイベックス・テクノロジーズ:ホームページ
株式会社SHIBUYA109エンタテイメント
株式会社SHIBUYA109エンタテイメント(本社:東京都渋谷区、社長:石川あゆみ/以下、当社)は、「若者がワクワク・ドキドキできる遊び場」を創造することを目的として、メタバース・NFT事業に本格参入し、お客様に「期待を超える次世代の顧客体験」を提供してまいります。その最初の取り組みとして、世界のブロックチェーンをリードするゲームメイキングプラットフォーム『The Sandbox』を展開するBACASABLE GLOBAL LIMITED (香港)と業務提携し、『The Sandbox』のメタバース上に当社専用の土地「SHIBUYA109 LAND」を開設。今後はオリジナルNFT販売やNFTが手に入るミニゲーム、メタバース上での広告事業などを展開。
株式会社SHIBUYA109エンタテイメント:ホームページ
グッチ(Gucci)
GUCCI(グッチ)は2022年2月10日に、ブロックチェーンや暗号資産を活用した人気のメタバース(仮想空間)プラットフォームである「ザ・サンドボックス『The Sandbox(SAND)』で、仮想空間上の土地(LAND)を購入。
これからのブロックチェーンゲーム
2022年3月現在、NFTゲームの殆どがまだテスト段階で正式にリリースされたゲームは少ないです。特に、高品質なゲームほど開発に時間がかかることがあります。しかし、テスト段階でもマーケティング企業やブランド企業、アニメ、漫画など様々なジャンルでのタイアップが実現されています。実際ブロックチェーンゲームで最も大切であるのは人です。プレイしてくれる人が多ければ多いほどそこにお金は流れ込み、企業が参入し、様々な経済効果を生み出します。なので、αテストやβテスト段階でタイアップが実現できていることはGameFi事業を成功させる上でかなり好印象です。
これからもNFTゲームの動向を追っていきます。
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